食べ物いろいろ


お菓子

ちんすこう
ラード入りクッキー。コーヒーによく合う。 「新垣ちんすこう本舗」のものが人気がある。 8個入り200円ぐらいから。 冷たいミルクにdipして食べるとおいしいらしい。
さーたーあんだぎー(砂糖てんぷら)
沖縄風ドーナツ。黒砂糖入りのものがスタンダードだが、 そのほかに白砂糖のもの、カボチャ入り、紅芋入り、麦入りなど いろいろあり、どれも結構おいしい。 大きさは店によってまちまち。祝い事用に特別に大きいものもある。 「安室」のものが人気。 市場中央通りでは「松原菓子店」のがおすすめ。 1個50円ぐらい。
こんぺん
月餅のような、ごまとピーナツ風味の菓子。 見たところは直径8cmぐらいの丸いクッキーのようだが、 中にゴマとピーナツ、砂糖の餡が入っている。美味。 1個90-110円。
たんなふぁくるー
柔らかいクッキーのような菓子。 見たところはこんぺんとよく似ていて、やや平たい。 4個200円ぐらい。
ちんびん
沖縄風黒砂糖クレープ。巻いた形で売られている。 旧暦5月4日(ゆっかのひ)のお菓子だが、それ以外の日も 普通に食べる。4枚200円ぐらい。 (写真は南窯のもの)
ぽーぽー
沖縄風おやき? 薄く焼いた小麦粉の皮に、油味噌を巻いたもの。 旧暦5月4日(ゆっかのひ)のお菓子だが、それ以外の日も普通に食べる。 4枚200円ぐらい。
松風(まちかじ)
祝い菓子。派手なピンク色に染めてある焼菓子。 大きな皿に、さーたーあんだぎーと一緒に盛って飾る。 ごまと卵の味がして、甘い。 1個100円ぐらい。
ちいるんこう
蒸しケーキ。薄切りのピーナッツと食紅の飾りがついている。 やや重たい。1個400円ぐらい。
鬼餅(むーちー)
旧暦12月8日のお菓子。邪気を払い子供の成長を願うもの。 もち粉(もち米をひいたもの)を水で練って、 サンニンの葉に平たく包んで蒸したもの。 4個200円ぐらいから。 砂糖入りもある。
天妃の前饅頭(てんぴぬめーまんじゅう)
もち粉と黒砂糖の皮で餡をつつみ、平たい円形にまとめて サンニンの葉に包んで蒸したもの。 1個100円ぐらいから。「ぺーちん屋」のものが有名。
の饅頭(のまんじゅう)
首里の蒸し饅頭。食紅で大きく「の」と書かれているのが特徴。 1個100円ぐらい。
なんとう餅(なんとぅーんす)
正月のお菓子。もち粉と黒砂糖、ピーナツペースト、味噌などを 練り合わせて平たくまとめて蒸したもの。 1個300円ぐらい。
ふちゃぎ
月見のお菓子。 もち粉を水で練り、丸くまとめて蒸した餅に、蒸した島あずきを まぶしたもの。塩味と甘いのがある。 5個300円ぐらい。
うむくじあんだーぎー
芋くずと砂糖を水で練って油で揚げたもの。 表面は少しカリっとして中はもちもち、芋の風味がおいしい。 あちこーこーで食べるとなおさら。 1個40円ぐらいから

料理

ぜんざい
暖かいのと冷たいのがあり、特に指定しない場合は冷たいのをさす。 小豆ではなくぜんざい豆(金時豆)を甘く煮たものを使う。 暖かいものには白玉が入っている。 冷たいものは氷ぜんざい。1人前250円ぐらいから。 (写真はカノンのもの)
そば(すば)
麺は6mmぐらいの太さで平たく、小麦粉とかんすいを使うもの。 スープは豚とかつおのだし。 具は三枚肉の煮込んだものとかまぼこの薄切り。 紅生姜を添える。好みでヒハチやこーれーぐーすを加える。 おいしいかどうかはスープの質と具の三枚肉の味にかかっている。 「どらえもん」のはまあまあ。農連の近くのそば屋は ほんだしをがんがん使っている。 開南のバス停のすぐ近くの「よね屋」のはおいしい。 1杯400円ぐらいから。 (御殿山のすばの写真)
てびち煮
豚の足先を長時間煮込んだもの。脂は少なく、蛋白質が多い。 味付けは泡盛、こんぶとかつおのだし、醤油、さとう。 こってりした味。そばの具にしたり、おでんとして出たりする。
味噌汁
おかずがわりになる、具沢山の味噌汁。どんぶりで出てくる。 主な具は、野菜類、かまぼこ、豚肉。 定食屋で「味噌汁」と頼むと、味噌汁、ごはん、小鉢の セットが出てくる。 1人前500円ぐらい。
ちゃんぷるー
ことばの意味は「ちゃんぽん」と同じ、「混ぜる」という意味。 料理名としては炒め物をさすことが多い。 xxちゃんぷるー、という場合、たいがい それに豆腐とかつおぶしと豚肉(ポークランチョンミート)が 入った炒め物。たいがいはスープとごはん付き。 1人前500円ぐらい。
てんぷら
普通のてんぷらとだいたい同じだが、衣に塩味がついている。(小麦粉と卵の衣) ただし、具の種類に「さかな」「ごーやー」「ふーちばー」 「さーたー(これはさーたーあんだぎーのこと)」などがある。 野菜てんぷらー、イカてんぷらーもある。 なぜか沖縄ではウスターソースにつけて食べる。 1つ50円ぐらいから。 地元の人はおやつとしても食べているようで、 てんぷら屋の前のベンチで缶入りさんぴん茶とてんぷらでゆんたくするおばあの姿が見られる。
ゆし豆腐
にがりを加えて固める前の、やわらかい豆腐。 かつおだしのスープに入れて細ネギを添える。 好みでこーれーぐーすを加えて食べる。 定食屋ではごはんと小鉢がつくことが多い。 1人前400円ぐらい。
おかず
定食屋の、その日のおすすめおかず。たいがいは なんらかの野菜チャンプルーで、ごはんとスープがつく。 1人前500円ぐらい。
じゅーしい
炊き込みごはんのこと。 柔らかいもの(やわらじゅーしい)と、 硬いじゅーしい(くふぁじゅーしい)とがある。 定食屋でよく出てくる「ふーちばーじゅーしい」は よもぎ入りの硬いじゅーしい。 柔らかいじゅーしいに生卵やバターをいれる食べ方もある。 1人前400円ぐらい。 (御殿山のじゅうしいの写真)
ポークたまご
ポークランチョンミートのスライスを焼いたものと 甘くない卵焼き、それにサラダを添えたもの。 1人前350円ぐらい。
らふてー
豚の三枚肉を泡盛と砂糖、醤油で煮込んだもの。 (写真でおばさんの前に積み上げてあるのが皮付き三枚肉)
タコライス
沖縄独特の料理らしいが詳細不明。 タコス用に味付けをした挽肉と、トマト、レタス、チーズを 白ごはんの上に乗せ、トマト系の辛いソースをかけて食べるもの。 (トマト系の辛いソースはおそらくサルサソース) 1人前550円ぐらい。 (写真はジャッキーのもの)
あんだんすー(油味噌)
豚肉を炒めたものに味噌、みりん、砂糖、かつおぶしを 加えた惣菜。保存がきく。 沖縄ではメジャーなおにぎりの具である。

食材

かまぼこ
魚のすり身を油で揚げたもの。 棒状のもの、かまぼこ型のもの、さつま揚げ状のもの、 おこわの入ったもの(バクダンと呼ぶ)などがある。 揚げたてを買って、歩きながら食べるのもよい。 ひとつ50円ぐらいから。 商店街では「ジランバ屋」のものが人気。
かつおぶし
内地のものよりもやや粗い感じ。作り方が違うのかも知れないが 詳細は不明。牧志第一公設市場周辺にいくつも専門店がある。 頼めばその場で削ってくれる。 100グラム300円ぐらい。
ひはち(ふぃふぁち、ぴーやーち)
八重山特産の香辛料。胡椒系の香り。ちゃんぷるーや汁物に合う。 30g500円ぐらい。 ヒハツ、ヒハチ、ピヤシ、ピヤシモドキ、ピーヤシ、チバーチ、 チバーチクースー、ピヤーシ、ピーヤーシ、ヒハツモドキ、ピバーツ、 ヒファーチ なども同じものの別名。
こーれーぐーす
島唐辛子を泡盛につけたもの。2,3滴でじゅうぶんからい。 そばや汁物、ゆし豆腐、ちゃんぷるーなどにかけて使う。 1ビン500円ぐらい。減ってきたら泡盛を足して使うことができる。
すくがらす
アミアイゴの稚魚の塩辛。そのまま食べたり、豆腐に乗せて 食べたりする。保存期間1年。1ビン500円から。 (写真は砂川氏の自家製のもの)
そーき
豚のスペアリブ。汁物に使う。100g60円ぐらいから。
てびち
豚の足先。おでんの具、煮物に。100g60円ぐらいから。
みみがー(耳皮)、ちらがー(面皮)
豚の耳の皮、顔の皮。ゆでて薄く切り、和えものに。 (写真中央下に1つあるものがチラガー)
すーちかー
豚の三枚肉の塩漬け。一晩流水に漬けてから茹でるか、 2,3回茹でこぼして塩抜きする。 冷蔵庫がない時代の保存食だったとのこと。 塩抜きしたすーちかーはスライスしてそのまま食べたり ちゃんぷるーの具に使ったりする。 100g100円ぐらい。 「すーちき」ともいう。 (写真右が比較的新しい)
あんだかしー
豚の脂身からラードをとった残りのかす。 白くてぱりっと揚がった感じのもので、 小さく切って炒め物、汁物に使う。 あんだんすーにも入れる。
ポーク
ポークランチョンミートのこと。SPAM、TULIPのものが ポピュラーだが、その他たくさんのメイカーから出ている。 ちゃんぷるーの具に。 100g150円ぐらいから。
ぐるくん
和名タカサゴ。鯵ぐらいの大きさの赤い魚で、沖縄の県魚。 味は比較的淡白でくせがなく、唐揚げ、煮付け、 かまぼこの材料などいろいろに使われる。1尾200円ぐらいから。 (写真はエスカベッシュ)
みーばい
サバぐらいの大きさの白身魚で数種類ある。 一番上等なのは赤いもので「あかじんみーばい」と呼ばれる。 やや脂がのっている。刺し身、汁の実、フライなどに。
しぶい (とうが)
冬瓜のこと。そーき汁、味噌煮などに。
ふーちばー
よもぎ。てんぷらの具や、じゅーしい、汁の実に。
なーべらー
へちま。味噌煮に。
島あずき
ささげ豆。ごはんに炊き込む。 ダイエーでは「タイ小豆」という名前で売られていた。
たーうむ(田芋)
里芋に少し似た、やや粘り気のある芋。蒸したものが売られている。 皮を剥いて砂糖と生姜で煮た「りんがく」や 塩味の「どぅるわかし」、唐揚げなどにする。
紅芋
サツマイモに似た味の、皮がベージュで中が紫色の芋。 サツマイモ同様に使ったり、菓子の材料に。
さんぴん茶
ジャスミン茶。値段の幅が広く、味や香りもそれにつれて ずいぶん変わる。100g150円ぐらいからあるが、 おいしいのは500円ぐらいから。
豆腐
ふつうに売られている豆腐は、内地のものよりも 風味が豊かで硬い。ちゃんぷるーに向く。 八百屋で売られていることが多い。 1丁は1200gぐらい。 一般家庭の主婦は半丁(600g)ずつ買うようだ。
もやし
ふつうのもやしだが、おばちゃんがヒゲをひとつひとつ むしってから売っている。
いらぶー
エラブウミヘビ。汁にして食べるらしい。 (写真)

その他気になるもの

玄米ドリンク
牛乳と一緒に売られている。玄米をあまく煮て裏ごし、 生姜風味をつけたもののようだ。どろっとしている。 200mlで110円。
ミキ
玄米ドリンクと一緒に売られている。 あまり甘くない甘酒といった感じのもの。 200mlで110円。
ルートビア
A&Wの缶入りがポピュラー。70円ぐらい。
塩せんべい
駄菓子。厚さ1cm、直径10cmぐらいの円筒形で、油で焼いてある。 とても軽い。 よく似たもので「脳みそせんべい」というのがあるらしい。 それらはそのまま食べてもよいし、駄菓子やで一緒に 売られているチョコレートのソースをつけてもよいとのこと。 10枚100円ぐらい。
--------------------------------------
 ||//    keiko@merope.pleiades.or.jp
(@_@)                Kusakabe Keiko
--------------------------------------
return

$Id: OkinawaFood.html,v 1.9 1998/09/21 18:19:26 keiko Exp $