文字入力関連


Caps Lockする方法

ローマ字入力のキーボードや英字入力のキーボードで大文字を続けて入力したい場合は、あらかじめ、[設定]-[一般]-[キーボード]-[Caps Lockの使用] オフ → オン にしておき、キーボードの画面の左の上向きのキー(シフトキー)をダブルタップして青くするとCaps Lock機能が働きます。


『あ』を5回押すより断然『フリック入力』が便利!

『あ』を下にスライドさせるだけで『お』が出る。これは画期的に速く打てる方法です。たとえば『おのもとこ』さんという人が自分の名前をフリックを使わないで入力する様子をイメージしてください。『あああああなななななまままままたたたたたかかかかか』ですよ? フリックなら25回じゃなくて5回タッチするだけで打てます。

私は2008年にiPhone 3Gを購入して以来ずっとローマ字入力だったのですが、2010年3月にこの『フリック入力』派に転向しました。便利です。もとからローマ字でなくカナ入力している人ならなおさらです。20代の人なら3日で(日本の携帯電話入力よりも)速く打てるようになると言われています。わたしは30をちょっと超えてるので1か月半かかりましたが^^; いまではローマ字で打ってたときの2倍の速度で打ててます。


ローマ字のキーボードを出さないようにする

フリック入力のみを使うと決めたらローマ字入力のキーボードは必要ないので(あると切り替えのときに出てきて邪魔)、出ないようにします。[設定]-[一般]-[キーボード]-[各国のキーボード]-[編集]で[日本語(ローマ字)]の左側にでる一方通行進入禁止マークをタップし、[削除]をタップ後[完了]をタップします。キーボードは3つ以上あるよりも2つのほうが切り替えが楽だからです。どうしても3つ以上使いたい人は切り替えるときに地球儀マークのボタンを上にフリックすると速いです。


ローマ字入力のとき『QWERTY』ではなく『AZERTY』配列になってしまった!

何かの拍子にキーボードの配列が意図せぬものになることがあります。この例の場合は[設定]-[一般]-[キーボード]-[各国のキーボード]-[編集]で[日本語(ローマ字)]の『ハードウェアキーボード配列』が『フランス語』になっていると思われるので、『U.S.』にすれば直ります。


絵文字キーボードは『オフ』にしたほうが便利

絵文字キーボードを『オフ』にしても絵文字が使えなくなるわけではありません。

慣れないうちは、どんな絵文字があるのかわからないので、絵文字キーボードの一覧から選んで打つこともあると思いますが、そんなのは最初の1週間ぐらいでしょう。実際に絵文字を使う人は『ハート』と打って変換して使うことと思います。変換で出すのならば、絵文字キーボードは切り替えのときに邪魔なのでオフにしたほうが便利です。

[設定]-[一般]-[キーボード]-[各国のキーボード]-[編集]で[絵文字]の左側にでる一方通行進入禁止マークをタップし、[削除]をタップ後[完了]をタップします。


『ささ』と同じ文字を続けて打つ

フリック入力ならば『しし』と打つ分にはふつうに『し』を入力する操作を2回続ければいいだけですが、『あ』の段の『あ』、『か』、『さ』、『た』...は2回続けると『い』の段の文字になってしまいます。

かといって、日本の携帯電話のように『さ』『→』『さ』と打つのは面倒なので、『さ』を素早く2回打ち、2回めを長めに(十字のガイドが表示される直前まで)押してから離してください。この打ち方のほうが結局速いので、この打ち方で入力するようにしましょう。

さらに素早く入力する方法もあります。2つめの『さ』を長押しするのではなく、前後左右どちらかに移動させ、すぐに戻して離します。


切り替えないで素早く記号や大文字を打つ方法

ローマ字キーボードや、U.Sキーボードなどの場合、シフトキーや『123』の切り替えキーがあります。これを押せば大文字や数字や記号が打てるわけですが、とくに『123』の場合は普通の文字を打つときにまた戻さなければいけません。たとえば、『123』を押してたあと指を離さずそのまま目的の記号の上まで指をスライドさせて離せば、モードを切り替えることなく、『123』側の記号や数字を入力可能です。大文字のときには利点は少ないですが、数字や記号を1文字だけ打ちたい場合には便利です。


キーを押し間違えても慌てずスライド

ローマ字キーボードや、U.Sキーボードなどの場合、『k』を押すつもりがまちがって『j』を押してしまった! なんてことはよくあることです。そんなときは指を離さずそのまま隣にスライドして『k』の上で離せばOKです。こうすれば消して打ち直す手間が省けて便利です。

ただし、母音や『z』や『y』など一部の文字では、あまり長く押しているとアクセント付きの文字を入力するモードに移行してしまいますので、すばやく行なう必要があります。


単語登録

iOS 4.0以降では日本語入力用に単語登録ができるようになっています。[設定]-[一般]-[キーボード]-[ユーザ辞書を編集...]のところで右上の『+』をタップして単語と読みを入力すれば登録できます。


顔文字ボタンへの登録

iOS 4.0以降では日本語入力のテンキー方式(ローマ字じゃないほう)の左下のほうに『^_^』という顔文字ボタンがあります。ここに96種類の顔文字の候補があり、使用することができますが、これに候補を自分で追加することができます。

登録の仕方はふつうの単語登録と同じく、[設定]-[一般]-[キーボード]-[ユーザ辞書を編集...]のところで右上の『+』をタップしておこないます。ここで読みに、特殊な記号『☻』(Black Smiling Face)を指定します。読みがこの記号になってる場合には、顔文字ボタンのところに登録されるのです。

この記号を読みのところに入力する方法は、たとえば、このペイジからコピー&ペイストします。それができない場合は、顔文字の中にこの記号を含む候補が1種類だけありますので、それを読みのところに確定し、その記号1文字だけを残して他を削除すればOKです。

どんな文字を追加すると便利かについては、『むしろ追加すべきなもの』のところを見てください。


顔文字は一部文字化けする

iOS 4.0以降では日本語入力のテンキー方式(ローマ字じゃないほう)の左下のほうに『^_^』という顔文字ボタンがあります。ここに96種類の顔文字の候補がありますが、このうち10種類は『文字化けするので使うべきではない』ものです。気をつけましょう。具体的にどれがいけないかは『iPhone用顔文字一覧』を参照してください。


1文字ずつ消さなくても一気に消せるよ!

入力欄に以前入力した文字列が残っているようなとき、BackSpaceで1文字ずつ消してたら面倒ですよね? 入力欄の右側に『×』のアイコンがある場合がありますよね? そこをタップすれば一気に消えますよー!


サウンド


キーボードのクリック音は消したほうが文字入力が若干速い

キーボードのクリック音は慣れないうちはオンのほうがわかりやすいのですが、少しでも文字入力速度を速くしたい場合はオフにしたほうが若干ですが速くなります。(iPhone 4では効果があまりわからないですが、古い機種ではわかる、程度)。また、音がすると周りの迷惑なので(本人は気づいていない場合も多い)、ぜひオフにしましょう。[設定]-[サウンド]-[キーボードのクリック] オン→オフ


着信のバイブレイションはオンにするのがいい

[設定]-[サウンド]-[着信]-[バイブレーション] オフ→オン。にしたほうがよいです。なぜなら、音量を下げているときに着信に気づかないことが多いからです。『サイレント』のところのバイブレションも、もちろんオンです。


基本操作


一番上までスクロール

『連絡先』をスクロールしているとき、または、SafariでWebを見ているときなどに、かなり下のほうまでスクロールしてしまって、一番上に戻るのに難儀することはありませんか? そんなときには画面の最上部の『時刻が表示されているところ』をタップすれば、一番上までスクロールします。これを知らないとかなり不便ですよ。


素早く『選択』する!

テキストをコピーしたいときなど、当該テキストのあたりを長めにタップし『選択/全選択』などと出たところで『選択』を選び、それから開始と終了位置を調整...とやっている人も多いようです。その方法よりも、『選択開始位置をダブルタップ』してそのまま指を離さず、終了位置までスライドさせると、あっというまに『選択』が可能です。ぜひ練習してみてください。


電池の残量を%表示

[設定]-[一般]-[使用状況]-[バッテリー残量] オフ→オン。画面右上のバッテリー残量表示がアイコンのみだったのが、アイコンの横に%表示が出るようになります。iPhone 3GS以降で使用できる機能です。


スクリーンショットを撮る

現在表示されている画面を切り取って画像ファイルとして保存するには、Mac OSではcmd+shift+3、WindowsではPrint Screenボタンを使いますが、iPhoneでは『HOMEボタンを押しながらSleep/Awakeボタンを押す』ことでできます。ただし、押しながらといってもあまり長くHOMEボタンを押していると(Sleepボタンを押すタイミングが遅いと)、『音声コントロール』の機能が起動してしまいますので注意してください。操作の手順を誰かに説明するための画像を準備したり、不具合が起きたときなどに『どんな画面になったのか』をだれかにメイルするときなどに便利な機能です。

スクリーンショットの画像は、カメラで撮影した画像と同じ『カメラロール』に保存されるので、MacやPCに同期したときに持っていけます。


画面の回転のロック

普段まっすぐ座って、もしくはまっすぐ立ってiPhoneを使っている人はきっと気づかないのですが、ソファーに寝っころがりながら使用するひとは『画面の方向が勝手に回転してしまって不便』と感じたことがあるはずです。iPadには回転をロックするボタンがあるのですが、iPhoneにはありません。iOS 3.0まではできなかったのですが、iOS 4.0からはロックする機能があります。HOMEボタンをダブルクリックし、マルチタスクの制御の表示を出し、それの一番左までスクロールした画面のさらに一番左(その画面の右端にはiPodのアイコンがあるはず)にあるボタンをタップすれば、画面は縦方向でロックされます。傾けても横に回転はしません。


スポットライト機能で『何でも検索!』

アプリのアイコンが2画面以上あるひとは間違いなく気づいていると思いますが、1ペイジめのさらに左までスクロールすると『スポットライト』の検索画面になります。あまり利用していない人も多いようですが、実はけっこう便利です。アプリを100個以上入れていると、どこに配置したか忘れてあちこちのペイジを探しまわりますが、なかなか見つからないようならこの『スポットライト』機能で、アプリの名前を検索したほうが実は速かったりします。また、そういう『アプリ名』のみならず、メイルの中の文言、iPodの曲名、連絡先、メモ、カレンダーの予定など、ぜんぶいっしょにひっくるめて『一度に検索』してくれるので便利です。


スポットライト機能でWeb検索

スポットライト機能でiPhone内を検索した結果の表示の下から2番めに『Webを検索』という項目があります。これをタップすれば、その単語をGoogleで探してくれます。これを使ったほうが、『Safariを起動して右上の検索欄に入力』したり、『Google Mobile App』を起動して検索語を入力』よりも早く感じる場合が多いです。 それらのアプリのアイコンを探す手間や、『先に検索語を入力してしまえる』という点で若干手間が少なく感じるのだと思います。


アクセシビリティ


特に使わないならばアクセシビリティのところの設定はすべてオフにする!

[設定]-[一般]-[アクセシビリティ]のところの設定のこと。 『ホームボタンをトリプルクリック』や『VoiceOver』はとくにオフにしておかないと、急にiPhoneがしゃべりだして困るはず;)

『拡大/縮小』は目が悪いときに便利な気がするが、設定するならするで、ちゃんと戻し方を知ってから設定すること。


電話 / 連絡先


『連絡先』に登録した名前は単語登録しなくても変換できる

電話番号や住所を『連絡先』に登録してある人名は、当然メイルやその他でも使う頻度が高いはずです。『連絡先』に登録するときに名前にかならず『読み』も登録しておいてください。読みがあると、読みの順に並ぶという利点だけでなく、日本語入力時にちゃんと変換候補に出てくるようになっているからです。わざわざその名前を単語登録する手間が省けます。


電話番号などの連絡先の『検索』

『電話』機能の下部にある5つのアイコンのうち真ん中の『連絡先』を表示したとき、右側の『あかさたな...』と縦に表示されているところを触って上下に動かすことで、その頭文字のところに素早く移動できますが、人名の『姓』じゃなくて『名』しかわからない場合、読みや漢字しかわからない場合には、検索を使うのが速いです。『あ』より前のところに検索用の入力欄があるのでそこで検索できます。


自分の電話番号

『電話』機能の下部にある5つのアイコンのうち真ん中の『連絡先』にて『検索』欄よりさらに上までスクロールすると『自分の番号』が表示されます。 これは直接『連絡先』を起動したときには表示されません(『電話』の機能の中の『連絡先』のときにしか表示されない)


電話番号だけでなく住所も入れよう!

連絡先には電話番号だけでなく所在地/住所も登録しておくと便利です。個人の住所は万が一iPhoneを紛失したときなどに個人情報の流出になるので入れない方針の人もいますが、お店の所在地とかなら問題ありません。入れておくとどう便利かというのは、実際に入力した後に、連絡先で住所/所在地のところをタップしてみればわかります。なんと、自動的にマップにとび、そこにピンがドロップされます! この連携を利用しない手はありません。


メイルの途中で知り合いの電話番号を引用したくなったら!

HOMEボタンでメイルを一旦終了させ(あとで続きから書けるのでご心配なく)、[連絡先]を起動します。検索等で目的とする人を見つけて、その番号をコピーするわけですが...。そこで番号をタップすると電話がかかってしまいます ^^; だからといって右上の『編集』をタップして編集モードにしてからコピーしている人がいましたが、その必要はありません。タップだと『電話がかかって』しまうわけですが、少し長く触ったタップ『長タップ』とでもいう感じに触ります。そうすると『コピー』という吹き出しが出るはずなので、そこをタップすればコピーできます。


電話の着信時に相手の顔写真が表示されるようにするには?

『連絡先』の写真のところに顔写真やアイコンなどを登録しておけば、その人から電話がかかってきたときに画面に大きくその画像が表示されるのでわかりやすく、便利です。ところが、この機能を利用しているひとはあまりいまぜん。なぜでしょうか? この機能を知らない人が多いってこともありますが、この機能を知った後も『自分』の写真を用意することはできても、相手の写真はなかなか準備しづらいからです。『まずは自分から!』ということで、自分の連絡先を作りそこに画像を入れましょう! 顔写真が恥ずかしければTwitterでつかってるアイコンを貼るのも統一感があっていいかもしれません。その状態で『Bump!』のようなアプリで自分の連絡先を相手に転送すれば、その相手に電話したときには相手のiPhoneでは自分の画像が表示されるはずです。で、みんながそうやるようになれば自分のところにも画像がでる相手が増えることでしょう。Bumpする前に、相手に「あ、電話番号だけでなく、画像も入れてからbumpしよう!」と言えばよいですね。


かかってきた電話の着信音をとりあえず止めたい! (電話は切らないで!)

電話がかかってきたらでかい音がしてちょっとまずい状況ってありますよね? でも、その電話には出たい、もしくは出るかどうかを1、2秒考えたい(ので電話を切ったら困る)が、電話の音はとりあえず止めたい! っていうとき、音量を下げるボタン(左側にありますよね)を1回押せば、それだけで音が止まります。使っていて自然に気づいたひともけっこういるとおもいますが、案外知らないひとが多いものです(慌てて切ってしまったり!)


かかってきた電話に対して『画面に触らないで』拒否したい

かかってきた電話に対して緑色の『応答』ボタンをタップすれば電話に出られますし、赤い『拒否』ボタンをタップすれば出ないで切れます。しかし、iPhoneがポケットに入っていたり、何らかの理由で画面に触れないときにはどうすればいいのでしょう? そんなときには、sleepボタンをダブルクリックすれば『拒否』ボタンと同じ働きをします。


イヤフォンで通話するときにわざわざiPhone本体を口元にもっていってしゃべらなくてもいいんですよ!

純正のイヤフォンの右側についてるあのスイッチみたいなところ。あそこは実はマイクでもあるんです。なので電話がかかってきたら、そこにむかってしゃべればOK! iPhoneはポケットに入れたり机に置いたままでいいんですよ。音楽を聞いている途中に電話がかかってきても、そのスイッチをカチっとクリックすれば電話に切り替わり、もう一回で切れます。曲は自動でフェイドアウトし、電話が終わると続きのところからフェイドインしてくるので便利!


SMS/MMS


『件名』表示はオフのままに

『メール』のほうでは、Subject(件名)を省略せずにかならずわかりやすいSubjectを書くのがマナーですし常識ですが、『SMS』ではそうではありません。とくに相手もiPhoneの場合はSubjectは付けないほうがすっきり会話できます。初期値ではこれはオフのはずです。[設定]-[SMS/MMS]-[件名欄を表示] オフ のところをオンにすれば表示されますが、ここがオフの場合でも相手がSubjectを書いている場合は表示されますので、心配せずにオフのままにしたほうがよいです。


SMSの検索機能は便利

SMSの宛先一覧が表示される画面の一番上には『検索』するための入力欄があるのですが、活用していない人が多いようです。ここで検索するとすべて宛先とSMSのやりとりの内容を検索し、それが含まれる宛先の一覧が表示されます。宛先をタップすると、各宛先の画面にて当該のメッセージ(自分が送ったものも含む)が1秒ほど水色で表示されます。

何か検索したい用事ができたときのために、一度試してみておくことをお薦めします。


メール


i.softbank.jpの方のアドレスのiPhone側設定はWi-Fiの簡単設定と一緒にやってしまうのがよい

MMS用の@softbank.ne.jpの方はソフトバンクのサーヴァー『マイソフトバンク』側を設定するだけですぐ使えるようになりますが、『メール』機能の@i.softbank.jpの方は、『マイソフトバンク』のところでアドレスを決めて設定しただけでなく、iPhone側の設定も必要です。[設定]-[メール/連絡先/カレンダー]-[アカウントを追加...]のところから設定するのが本来の方法ですが、ここからは設定しないほうがよいです。後述する『マクドナルドやFONスポットで自動で繋ぐ』のところの『Wi-Fi簡単設定』を行なえば、このiPhone側のメイルの設定も同時に行なわれるからです。


メールアカウントは1つじゃなく2つでも3つでも10個でも! OKです。

ソフトバンクからhoge@i.softbank.jpのアドレスを1つだけもらえますが、この『メール』機能で設定できるのはその1つだけではありません。普段パソコンのほうで使っているアドレスのメイルをここで読むことができます(ちゃんと設定すれば)。その際、どっちで読んだかわからなくなるので、iPhone側の設定は『読んでも消さない』、パソコン側を『読んだら消す』にしておくと便利です。


メイルの削除は簡単

メッセージの一覧画面でタイトルの上を左から右へ指をスライドさせると『削除』ボタンが出てくるのでそれをタップすればそのメッセージを削除できます。やっぱり削除したくない、と思ったら、右から左へスライドさせればOKです。


カメラ


カメラでは位置情報を埋め込んだほうが便利

iPhoneを購入して初めてカメラ機能で撮影するとき、『カメラは現在の位置情報を利用しますよろしいですか?』と質問されます。このときに『許可する』を選んでいれば、その後撮影される写真には『どこで撮影したか』の位置情報が自動的に埋め込まれます。そのときに『許可しない』を選んだ場合でも、あとから、[設定]-[一般]-[位置情報サービス]-[カメラ] オフ→オン にすれば位置情報を埋め込むようになります。

これはiPhoneの中でも『この写真はどこで撮影したっけ?』と探すときに地図が出て便利なのですが、iPhotoと連動させたときに その本領を発揮します。ぜひオンにしたい機能です。 ただし、以下の項目には注意してください↓。


位置情報を埋め込んだ写真を公開すると自宅の場所を公表してるようなものですよ?

位置情報の画像ファイルへの埋め込みは便利な機能ですが、自宅でiPhoneで写真を撮影し、blogやtwitterに『自宅で撮影しました!』と載せると、自宅の場所を世界中に公表しているようなものです。このことに気づかず、重要な個人情報を知らないうちに公表してしまっているひとをよく見かけます。気をつけましょう。位置情報を埋め込まないようにするには[設定]-[一般]-[位置情報サービス]-[カメラ] オン→オフ でOKです。

かといって、位置情報の自動埋め込みは、この心配のために常時『オフ』にしてしまうのはあまりにも惜しい機能です。しかし、オン/オフしていたら、切り替え忘れがしょっちゅう起きることでしょう。いちばんいい解決策は『自宅ではiPhoneで撮影しない』『自宅では(位置情報埋め込みの機能のない)別のデジカメで撮影する』という方法です。わたしもそうしています。


フラッシュはかならず『オフ』にする

iPhone 4以降の機種にはカメラに『フラッシュ』機能が搭載され、『オフ』/『自動』/『オン』を切り替えられます。最初は『自動』になっていると思いますが、これはぜひ『オフ』にしてください。『自動』にしていると予期せぬときに発光してしまい、恥ずかしい思いをします。自分の恥だけではなくまわりの迷惑でもありますので注意してください。どうしても使いたいときだけ『オン』にして、また使い終わったら『オフ』にしておきます。 『自動』はやめておきましょう。暗いところで『オフ』になっていて、光らなかったらもう1回取り直せばいいだけです。逆にまちがって光ってしまったものは取り返しがつきません。


HDR写真『も』撮ろう!

iPhone 4以降の機種では、カメラの画面で『HDRオン』にしておけば、HDR写真(高ダイナミックレンジの写真)が撮影できます。オンにするだけでなく、[設定]-[写真]-[適正露出の写真を残す] オン、になっていることを確認しましょう。HDR写真じゃなくて普通の写真のほうが欲しい場合もあるわけです。かといってHDRをオンにしたりオフにしたりは面倒です。なので『両方撮っちゃえ!』ということです。

1回の撮影に付き2枚ずつ保存されるわけですが、同期するより前にiPhoneにあるうちに『どっちかよく写っているほう』だけ残して残りを消しておけばよいのです。HDRをオフにしていたり、HDRをオンにしていても『適正露出の写真を残す』をオフにしていると、「あ、HDRで撮っておけばよかった!」とか、逆に「HDRじゃなくて普通ので撮ればよかった!」と悔やむことになります。せっかく両方同時に撮れるんだから両方保存すればいいのです。気に入ったほうだけ残して他方を削除しましょう。


マップ


地図で自分の現在位置を知る

地図を見ても道に迷うひとの最大の原因は『自分がどこにいるかわからない』からです。iPhoneのマップ機能では左下のアイコンをタップすれば現在位置をGPS機能により検出し地図上に表示します。自分が移動するとそれに合わせて動きます。


自分の向いている方向に地図を回す

地図上で自分の位置がわかっても、まったく違う方向に向かって歩き始める人がいます。地図の中の方向と現実の方向が一致していないからです。

マップの左下のアイコンをタップして数秒待つと現在地が表示され、アイコンは青く表示されますが、その状態でそのアイコンをもう一度タップすると、地図が実際の方向に向いて回ります。この状態では拡大はできますが、そのときに中心位置をずれるようにすると回るモードが解除されてしまいます。


ストリートヴュー

連絡先からの連携で赤いピンが地図上に立った場合、または右下をクリックして『ピンをドロップ』して紫色のピンを立てたとき、ピンの説明の左側にオレンジ色の背景の丸いアイコン(人の形をしている)が表示されることがあります。これが表示されているときにはGoogleのストリートヴューが利用できます。このオレンジ色のアイコンをタップすればストリートヴューに移行します。道路上に表示された矢印をタップしてその方向に進むことができます。右下の丸い地図の一部が表示されていますが、ここをタップすれば地図に戻ります。


ダブルタップで拡大

地図をピンチアウトで拡大することは直観的操作なので説明されなくても知っている人がほとんどだと思いますが、ダブルタップでも拡大できます。ダブルタップした位置を含むように拡大されるので、左手のみで操作して左手の親指1本で操作しているときなどにこれを知っていると便利です。2本指でタップすることにより縮小します。


ロングタップ(タップ&ホールド)でピンをドロップできます!

iPhoneの『マップ』機能で、『ピンをドロップ』することを知っていても、右下をめくってわざわざボタンをタップしている人が多い! 地図の『このへん!』って感じでタップ&ホールド(ようするに長押し!)するだけでいいんですよ!


Safari


ダブルタップで適度な拡大率に

Webペイジはtable機能やframe機能で3列ぐらいに表示されていることも多いものです。見たい列をだぶるタップすれば、横幅がちょうどその列が画面いっぱいに表示されるサイズに拡大されます。もういちどだぶるタップすれば元に戻ります。もともとそれ以上の拡大率に拡大されていた場合もダブルタップにより横幅がちょうどいい拡大率になります。


URLの直接入力

URLを直接入力するとき、『http://』の部分は省略しても正しく表示されます。面倒なので入力しないほうがいいでしょう。


リンクは長押しでコピー可能

リンクをタップするとそのペイジに飛びますが、そのリンクのURLをメイル等に貼付けたい場合もあります。そのような場合は、リンクをタップするときに少し長めに押してください。そうすると『開く/新規ページで開く/コピー』と出ますので、ここでコピーを選べばOKです。


ブックマークをアイコンにする

Safariで目的のペイジを表示するのに直接URLを入力したり、リンクをたどったりするのは面倒ですよね。そんなときのために『ブックマーク』機能があるのですが、しょっちゅうアクセスする画面だと、このブックマークから選ぶのさえわずらわしいと感じるのではないでしょうか? とくにブックマークが増えてくるとそう思うはずです。『+』をタップしてブックマークするとき『ブックマークに追加』ではなく『ホーム画面に追加』を選んでみてください。ブックマークがアイコンとしてホーム画面に配置することができます。こうしておけばそのアイコンをタップするだけでSafariが起動し、目的の画面に最短操作でたどり着けます。


Web上の画像をiPhoneに保存する

画像の上を少し眺めにタップすると『画像を保存/コピー/キャンセル』というメニューが出ますので、この『画像を保存』を選べばOKです。画像は『カメラロール』に保存されます。


iPod


イヤフォンをひっこぬけば曲は止まる

イヤフォンで曲を聞いていたが、何かの用事で『急いで』曲をとめて何かをしなければいけない場合、たとえば、曲を停め→イヤフォンを抜き→だれかに手渡す、とか、曲を停め→イヤフォンを抜き→何かのアプリに以降、なんていうときに、『まず曲を停めなきゃ!』って考えるのは、そこでイヤフォンを抜いたら大きな音がそこに響き渡ってしまうのではないか、という心配からでしょうが、実は、イヤフォンを抜けば現在演奏中の曲は一時停止状態になります。なので、わざわざ曲を停める操作をする必要はありません。


カレンダー


カレンダーに祝日を表示するには?

iPhoneのカレンダーはかなり素っ気ないので使う気にならない人も多いと思います(せめてiPadぐらいなら綺麗なのに)。見かけはおいといても、使ってみると『祝日が表示されない』ことに気づくでしょう。これでは使いものにならないと思ったひとも多いのでは? しかしiPhoneは日本だけではなくフランスや米国の人も使うわけです。国によって祝日は違います。日本にいてもフランスの祝日が重要な人もたくさんいます。カレンダーに自分に必要な祝日を表示するには各自ダウンロードして設定が必要です。

iPhoneのカレンダーに日本の祝日を示するようにするには、以下の手順で簡単に設定できます。

  1. まず、Safariで『http://www.apple.com/jp/ical/library/』にアクセスします。
  2. その中で『祝祭日』の『日本』のところをクリックします(『祝日』なのにまちがって『祝祭日』と記載されています)。
  3. 下からボタンナヴィゲイションが出てくるので『開く』をタップします。
  4. 『カレンダー"日本の祝祭日"を照会しますか?』というダイアログが出るので『照会』をタップします。
  5. 成功したら『完了』をタップします。

App Store


コードを使え!

クレジットカードを持っていないひとがiPhoneのアプリを購入するには、iTunesカード/iAppカードというプリペイドカードが必要です。iTunesカードとiAppカードは実際には同じものなので大丈夫です(後者のほうがデザインが綺麗なものが多いので、プレゼントにするなら後者がいいかも)。これを入手したら裏をコインでスクラッチして16桁のコードを得ます。これをiPhoneの『App Store』で入力するのですが、入力する場所が見つけにくいのです。App Storeを起動して[おすすめ]の画面の一番したに『コードを使う』がありますので、そこです。『カテゴリ』や『トップ25』のところにはないので注意しましょう。また、何らかの理由で日本のiTunesストアではなく米国のiTunesストアに接続されてしまうことがあります。そのときはこの『コードを使う』は別の文言になっていますし、アイコンも『¥』記号ではないので見つけにくいかもしれません。Mac側のiTunesの画面でiTunes Storeの一番下に『Change Country』という項目があるのでそこで国を変更することができます。


同期


人数分アカウントを作る

MacやWindowsのiTunesと同期する場合、家族で1つのパソコンを共有する場合があります。1つのiTunesで複数のiPhoneを同期できなくもないですが、連絡先や曲が混じってしまうので、Mac OSやWindows自体の『アカウント』を分け、それぞれ別のiTunesで同期したほうが便利です。Macならば再起動しなくても別のアカウントに移動できるので楽です。


写真は『カメラロールから毎回削除』する

あとで友達に見せたいから、という理由で撮影した写真をカメラロールに置きっぱなしにする人がいますが、これはあまりうまいやり方ではありません。分類もできないし、量がたまると探すのも大変です。データがクラッシュしたらすべて消えてしまうのでかなり悲しいことになります。同期するときにMacでは『iPhoto』に読み込みます(Windowsも何かそれに相当するものが読み込むはず)が、読み取ったらiPhone側は『削除』するようにしてください。その上で、iTunesの『写真の共有元』(デバイスのところにあります)を『iPhoto』に(Windowsの場合はそれなりのものに)しておけば、その次の同期のときにまたiPhone側に戻ってきます。このやり方ならば、iPhotoでの分類がiPhone側の『アルバム』にも反映されますし、MacにバックアップされるわけなのでiPhone側のデータが万が一消えても安心です。


『イベントを同期する日数』の制限をはずす

Macと同期する場合、iTunesの[情報]のところに『iCalカレンダーを同期』があり、そこの『イベントを同期する日数』は初期値は30日になっているはずです。 ここはこのチェックをはずして(制限なしにする)のがおすすめです。

そもそもこの日数制限があるのは、過去のスケジュールを参照するのが制限なくどんどん増えるのを防止するためだと思われます。ところが、実際には毎日スケジュールがぎっしりつまっているような人だったとしても、過去の2,3年分のスケジュールも同期したとしても、同期の時間がさして長くなるわけでもなく、制限ははずしても問題ありません。現在のiPhoneを10年後も使っている自信がある人は念のため、チェックを外すのではなく30日を365日ぐらいにしておくだけでもいいでしょう :) いずれにしても30日では短すぎます。(『先月yokoさんに会ったのはいつだっけ?』とかがもう探せない)


Wi-Fi


3GよりWi-Fi優先

iPhoneではデータ通信をするとき『ソフトバンクの携帯電話の3Gの電波』と『Wi-Fiの電波』の両方が使えます(通話やSMSでは3Gの電波のみです)。どちらも使える環境のとき(画面左上の電解強度のアンテナマークと、扇形のWi-Fiマークの両方が出ているとき)は、Wi-Fiのほうが使われます。これは通常はWi-Fiのほうが通信速度が速いからですが、たまにすごく遅い野良Wi-Fiがいてそれにつかまってしまうことがあります。このようなときには[設定]-[Wi-Fi]-[Wi-Fi] オン→オフ することにより、一時的にWi-Fi機能を無効にしてしまえば、3Gでつながります。あとでオンにするのを忘れないようにしてください。


マクドナルドやFONスポットで自動で繋ぐ

マクドナルドではiPhoneは無料でWi-Fiに繋ぐことができますが、手動でやるにはID(メイルアドレス)とパスワードを入力する必要があります。これはけっこうわずらわしいものなので、自動でつながるようにしたほうが便利です。

『メイルアドレス(i)』の設定
あらかじめ『メイルアドレス(i)』の設定をします(サーヴァー側だけ)。iPhone側は設定しないでください。サーヴァー側の設定は[設定]-[電話]-[ソフトバンクモバイルサービス]-[My Softbank]-[ログインはこちら]-[メール設定(Eメール(i))]から行ないます。[メール設定(MMS)]ではないので気をつけてください。『メールアドレス変更』と『パスワード変更』の2つを行ないます。
一時的にWi-Fiをオフに
確実に3G経由で接続させるためです。[設定]-[Wi-Fi]-[Wi-Fi] オン→オフ。
『Wi-Fi簡単設定』
[設定]-[電話]-[ソフトバンクモバイルサービス]-[My Softbank]の[ログインはこちら-]-『Wi-Fi簡単設定』から行ないます。または同じく[My Softbank]にある『ソフトバンクWi-Fiスポット』-[一括指定]から設定しても同じです。『一括設定』というプロファイルを『インストール』してください。『メイルアカウントの説明を入力してください』という質問には、説明ではなく『Kusakabe Youichi』というように自分の名前をアルファベットで入れておくべきです。2つのプロファイルが登録され([設定]-[一般]の下から2つめにあるはず)、『メイルアドレス(i)』のiPhone側の設定がIMAPで設定され([設定]-[メール/連絡先/カレンダー]にある)ます。
Wi-Fiをオンにする
[設定]-[Wi-Fi]-[Wi-Fi] オフ→オン。

面倒な設定だと思われるかもしれませんが、これでもかなり楽になったほうです(2010年5月より)。以前はもっと面倒でした。ソフトバンクの今後の努力に期待するしかありません(iPhoneのせいではないので)